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【中国語文法】「不-没」、「我们-咱们」、「有点-一点」の違い

 

今回は、「不(bu4)-没(mei3)」、「我们(wo3men2)-咱们(zan2men)」、「有点(you3dian3)-一点(yi4dian3)」 の違いについて。

 

”没”で”~ない”という否定だけど、”不”も否定ですよね? ”没有”じゃなくて”不有”じゃだめなんですか?」

”咱们”って”私たち”という意味ですか?じゃあ、この前出てきた”我们”とは何が違うんですか?」

”有点””一点”も”ちょっと”という意味みたいですが、使い分けが分かりません…」

という質問をよく受けます。

なので、今回はその答えをできるだけ分かりやすく!まとめていきたいと思います。

 

 

そもそも、どうしてこんな疑問が起こるのか?

 

突然ですが、みなさんにクイズです! ジャジャン!

「中国語と日本語は、すべての言葉において、お互いに対応する言葉が存在する。」

A:うん、正しい。
B:それは間違っている。

これがだと思う方は、首をタテに

だと思った方は、首をヨコに振ってください。

 

…5、4、3、2、1、終了!

さて、答えの発表に参ります。正解は…

 

 

 

 

 

首をヨコに振った方、おめでとうございます!

正解は、です。

お互いに対応する言葉が存在する…とは限りません。

 

どういうことかというと、

「中国語と日本語で、お互いの言葉の意味がぴったり該当するわけではない」ということ。

 

え?だって、翻訳サイトでは日本語を入力すれば中国語が出てくるし、

日中辞書には、それぞれに対応する単語が載ってるじゃない!

 

なんて声が飛んできそうですが、確かにぴったり該当する言葉もあります。

でも、一部は「その中国語の意味に近い日本語を当てはめている」だけ。

 

だからもし、

”不”と”没” は、「~ない」

”我们”と”咱们”は、「私たち」

”有点”と”一点”は、「ちょっと、少し」 

と日本語訳だけを覚えていては、いざそれらを使おうとした時、

どんなときに使い、どんな使い方をするのか が分からなくなってしまうんです。

 

じゃあどう覚えればいいの!?という方はこちらをご参考ください。

【単語を覚えるときの大原則】発音、意味、使い方を覚えよう。日本語訳だけだとこんなミスをする

 

 

副詞 ”不”と”没”の違い

 

”不”は、動作や状態の否定に使います。

”我喜欢这样。”(こうするのは好きじゃない。)

⇒「好く」という行為を否定

”明天我参加会议。”(明日会議には参加しません。)

⇒「参加する」という動作を否定

”昨天很热,今天热了。”(昨日は熱かったが、今日は熱くなくなった。)

⇒「熱い」という状態を否定

 

そして、”没”は、過去のことを否定する場合にを使います。

”我去美国。”(アメリカに行ってない。)

⇒「過去にアメリカに行ったこと」を否定

”我还吃饭呢。”(まだご飯食べてません。)

⇒「数時間前にご飯を食べたこと」を否定

”我们都没(有)同意你的意见。”(私たちはあなたの意見に同意していません。)

⇒「過去に意見に同意したこと」を否定

 

また、出来事や物の存在を否定する場合も、”没”を使います。

”没(有)人。”(人がいない)

”没(有)杯子。”(コップがない)

”没(有)什么事。”(何も用事がない。)

 

原則として、”没”には過去の意味が含まれるため、”没”否定した時は、”了”はつけません

”我没去美国。” ⇒ ”我没去美国。”

しかし例外で、変化を表す場合は”了”をつけます。 

”没(有)电。”(「あったものがなくなった」という変化)

 

このように見ていくと、

”不”は日本語の「~しない」、”没”は日本語の「~していない」、「~ない」

と訳せるんじゃないの?と思われそうですが、そういったように理解はできます。

 

しかしやはり日本語には訳さず、

 ① 動作、状態の否定は ”不” 

 ② 過去の否定は ”没” 

 ③ 存在の否定は ”没” 

と、できるだけ「中国語の感覚」で理解してください。

 

 

”我们”と”咱们”の違い

 

”我们”と”咱们”は、日本語では「私たち」と訳されているので、

どんな場合にこれらを使い分けるの?と疑問に思う方が多いです。

 

違いを以下にまとめると、こうです。

”我们”は、話し手とその他の人を指し、会話の聞き手は含まれない。

”咱们”は、話し手とその他の人を指し、会話の聞き手を含む。

 

例えば、”我们”の使い方はこんな感じです。

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”我们”を指しているのは、ピンクのエプロン来た二人。

聞き手である白いお姉さんは対象に含まれていません。

 

続いて、”咱们”の使い方。

communication2

”咱们”を指しているのは、握手している二人。

(状況によっては、そこにいる全員)

 

”我们”と”咱们”、これだけで「私たち」が指す対象が変わっています。

日本人が日本語でこの違いを表現するなら、

会話の流れから意味を汲みとっている感じがします。

 

中国語ではこのあたりをはっきり分けてますので、

いい間違えて勘違いされないように気を付けましょう!

 

 

”有点”と”一点”の違い

 

これもよく使い方を迷いやすい言葉ですが、

日本語ではどちらも「ちょっと」とか「少し」と訳されています。

両方とも、程度がそんなに高くないことを表します。

 

”有点”のイメージとしては、「不愉快」な感じ

”有点”+形容詞/動詞 の形で表現します。

”今天有点冷。”(今日ちょっと寒いね…)

”我有点不舒服。”(ちょっと気持ち悪い…)

”这个衣服有点大。”(この服ちょっとでかいよ…)

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”一点”「不愉快」な感じでも、そうじゃなくても使えます

こちらは、形容詞/動詞 + ”一点”で表現。

”今天比昨天冷一点。”(今日は昨日より少し寒いね。)

”这种草莓我也买了一点。”(この苺、私も少し買ったよ。)

”太贵了,便宜一点吧!”(高すぎる、ちょっと安くしてよ!)

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”有点”と”一点”の違いとして、まずは、配置する位置が異なること

それから、ニュアンスが異なります

「ちょっと~だよね…」と嫌な感じで言うときは”有点”

「少し~だね」とか「ちょっと~してください」とお願いする時は”一点”。

 

 

まとめ

 

いかがでしょうか?

近隣の国である中国でも、やはり日本語とは言葉の世界観が異なります。

日本語の直訳を覚えるより、このように中国語本来の意味やニュアンスを理解していくと、

使い方に迷うことはなくなるはずです。

 

それでは、また!

 

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