こんにちは!中国語学習サポーター 歩です。
ところでみなさんは、中国語を勉強するとき、どんな教材を使っていますか?
教科書で文法勉強したり、単語帳で単語覚えたり、リスニング教材で音声聞いたりしていると思います。
でも、ちょっと待ってください。
確かに、それらでインプットするのはすごく大切なことなんですが…もしそれらを使って、机に向かって黙々と勉強しているだけで、「ネイティブが話すところを見たことも聞いたこともない」って言うなら…
それはとってもとっても、ヤバいですよ!
目次
▶1.中国語を教科書だけで勉強するとヤバい理由3つ
①「あなたの中国語、発音がヘタで聞き取れないわ」と思われる
②「え?そこでそんな表現しないわよ」と思われる
③「間違ってないけどさ…なんか ”書き言葉” みたい」と思われる
1.中国語を教科書だけで勉強するとヤバい理由3つ
もしネイティブが使う言葉を知らずに、教科書や単語帳、リスニングCDの中国語だけで勉強してるなら、将来あなたの中国語はこんな感じになる(かも)。
①「あなたの中国語、発音がヘタで聞き取れないわ」
リスニングCDだけだと、単語の発音や、話すときのスピードやリズムが教科書のような中国語に。さらに、中国語の発音って日本語にない発音がたくさんあって、聞いただけですぐに発音できるものでもなく、ヘタだとネイティブに全然聞き取ってもらえない。
②「え?そこでそんな表現しないわよ」
”稍(shao1)” や ”请~(qing3)” はそれぞれ、「少し」、「~してください」という意味ですが、少しフォーマルな表現。お店の店員が接客する時に ”请稍等。” (少々お待ちください)なんて言います。
教科書だけだと、このニュアンス、雰囲気の時はこの言葉を使うなどといった、言葉そのものが持つ ”感覚” が分かりづらい。
③「間違ってないけどさ…なんか ”書き言葉” みたい」
「~しないで!」という話し言葉の表現なら ”不要~” を使います。”请勿~” は、がっつり書き言葉。壁とかによく書かれている注意書きはこの表現が多い。
と、こんな感じで、せっかく中国人のかわいい彼女ができたのに、中国語が原因でお別れしちゃうかもしれませんね。
もしネイティブが話す中国語を学ばず、市販の教材だけを使って勉強したなら、当然あなたの中国語は、教科書に載っているような中国語になります。
会話の教科書なんだから、文章は全部口語の文章でしょ?と思っちゃいそうですが、実は、必ずしも「教材に載っている中国語」 = 「ネイティブが日常的に会話で使っている自然な中国語」とは限らないんです。教科書って、やはり文章化されてるせいか、どうしても書き言葉のような表現になりがちなんです。
でもそんなの実際にネイティブが話すところを聞かなければ、その違いに気づくことだってできないですよね。
2.どうすれば自然な中国語の言い回しが身に付くのか?
どうしたら自然な中国語の表現が身に付くのかと言えば、それは、ひたすらネイティブの真似をすることです。
・発音、話すスピードはどんな感じか。
・どんな場面で、どんな表現を使っているのか。
・話しているときの身振り手振りはどんな感じか。
を、実際に中国人が話している姿を観察して、完全に真似するのです。そこまでできたら、あなたはもう中国人にしか見えません。
ちなみに私は今まで、とにかく真似して真似して真似しまくりました。その結果、今回のクアラルンプールの旅でも中国人と間違われて、「”上海(shang4hai)”は日本語でなんと言うんだ?」、「”你好(こんにちは)”は?」、「”你吃饭了吗?(ご飯食べた?)”は!?」とテストをされて、全然日本人だと信じてもらえなかった…
もし今いる環境で中国人が話す場面に出会えない!という場合は、中国で有名な無料動画サイトで、ドラマや映画など見ることができます。
『优酷(you ku)』 http://www.youku.com/
何を言っているかわからなくても、まずは1~3時間ぐらい観察してみてください。そうすると、発音やリズム、雰囲気にだんだんなれてきて、中国語が感覚的につかめてきます。
そして、文章の意味を調べて理解したら、そのフレーズを実際に使う場面を想像しながら真似して言ってみてください。できればその場面は、「誰と、どこで、どんな会話をするのか」を詳細に想像してみるといいでしょう。
ちなみに、ドラマ・映画を見るメリットや、どのように取り入れたらよいか?
という内容は、こっちで紹介しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もし今まで「机上での勉強」しかしてこなかった方は、是非このようにネイティブの話し方を”真似”してみてください。
「本当にお前日本人なのか?!」と言われたら、何とも言えない達成感が味わえますから。
それでは、また次回。