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【旅日記-セブ】デング熱に感染して1週間入院したトホホな話…

 

1週間の入院生活を経て、やっと病み上がり状態から回復してきました。

「え!?入院!?」という声が聞こえてきそうですが、そう、入院してました。病名は、”デング熱”

【旅行記】これもまた旅の醍醐味?マクタン島へ行くなら気を付けるべき3つのことで「デング熱に気を付けろ!」なんて書いてたのに、自分が思いっきりかかっちゃいましたわ。

それで、マクタン島にある MACTAN DOCTORS HOSPITALで一週間ほど入院生活を送っていたんですが、それがなんとまぁ地獄の日々で…

あの忌々しい日々を忘れないように、そして、蚊の感染病はこんなにも恐ろしいのよ!ということを知ってもらうために。私の闘病生活をここに記しておきたいと思います。

 

 

デング熱って何? かかるとどうなっちゃうの?

デング熱というのは、蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症です。いろんなサイトで調べた情報によると…

 

症状

高熱、関節痛、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気、頭痛など。

インフルエンザに似ている

 

感染地域

東南アジア、中南米など、特に熱帯・亜熱帯地域

 

ワクチンと予防策

デング熱に対するワクチンはないため、蚊に刺されない対策が必要だとのこと。(なんとまぁ薄い予防策…)

 

と、簡単に説明するとこんな感じです。

 

そもそも私はいつどこで感染したのか

 

私がフィリピンに着いたのが、1月17日。そして、高熱が出始めたのは1月22日なので、フィリピン、マクタン島に着いてから5日目に発症。

感染してから潜伏期間は3~7日らしいので…フィリピン入って2日目くらいでもう既に感染してた。

「はぁ~蚊が多いし、何か対策しなきゃなぁ~」とか、のん気なこと言ってる間に、もう感染してました。

 

当時の行動範囲といえば、ホテル、ダイビングショップ、海、近くのスーパーぐらいだけど、どこで一番刺されていたのかと言えば、ホテルでした。

泊まっているホテルは裏側が密林になっていて、蚊がやたら多かった。たぶん、一日の間に3カ所以上は刺されていたのではないかと思う。

実際、旅先のホテルがどんなところなんて行ってみないとわからない。なので、感染したくなければどんなところでも蚊に刺されないための用意をしていくことをお勧めします。

 

例えば、

・体に虫除けスプレーを塗る

・部屋には殺虫剤を撒いたり、蚊取線香を焚く

・外に出るときは、熱いかろうがどうだろうが長袖長ズボンを着用

 

ちなみに現地でこういった プラグ型の蚊取マット を買って使っていましたが、

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感覚として、ほっとんど効果はなし!!奴らは優雅に飛んでおりました。

やっぱり一番効果があるのは、長袖長ズボンを着てできるだけ肌を露出しないってことかな。(熱い地域はこれが一番辛いけどね…)

 

高熱発症…そして入院へ

 

悪夢の日は突然やってきました。

ある日の朝、目が覚めると全身がだるくて起き上がれない。ベッドから起き上がってトイレに行こうとしても、頭がぐわんぐわんして歩くのもやっと…。普通の風邪ではない雰囲気がぷんぷんしてました。

そのうち体がめちゃくちゃ熱くなってきて頭もボーっとしてきたので、「もしかして熱あるんじゃ?」と思ってホテルで借りた体温計で測ってみると…

なんと、39.6度。

「は!?こんな高熱出たことないわ!!」と思いながら、とにかく病院行かなきゃ!ということで保険のしおりを引っ張り出してきて、Skypeでジャパニーズヘルプデスクに連絡。

担当者はすぐに近くの病院を予約してくれて、知り合いの方の車でそこに向かいました。

 

病院に到着。通されたのはこんな個室部屋。

病院に到着し、個室の部屋へ通されました。

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トイレ、洗面台、シャワー付き。まさかと思いましたが、お湯は出ませんでした。

そこからしばらく待っていると担当医と思われる男性が入ってきて、血液検査の結果が出たとのこと。

医師「It’s “DENGUE”.」

私 「”DENGUE”?」

医師「Yes, “DENGUE”!」

“DENGUE(デンゲ)” というのは デング熱 のことらしい。

まさかの…まさかのデング熱…。恐れていたデング熱にかかってしまった…。

これからどうなるんだ…という不安を抱えたまま、病室の天井を見上げる私…。

そのまま医師から入院の宣告を受け、こうして私の闘病生活がスタートしたのでした。

 

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入院中の闘病生活はこんな感じ

 

デング熱にかかった私の闘病生活はかなり過酷で、今までの人生で2番目に辛かった…。もう絶対絶対体験したくない。

 

基本、一日中38度以上の熱

看護師が定期的に血圧と体温を測りに来る。

「fever(熱あるね)」と一言だけ言われると、白くてデッカイ解熱剤を飲まされた。

38度以上の熱があると、とにかく体が熱い!

なので、体を冷やすために、水の入ったペットボトルを股に一つ、両脇に一つずつ、そして顔から首にかけて濡れタオルをかけて寝ていた。

そして、点滴に繋がれているせいか、トイレがものすごく近い。たぶん、30分に1度くらいの頻度

しかし、38度以上の熱で頭はくらくら、全身筋肉痛のような倦怠感で、体は相当しんどい状態。

立ち上がるためにはまず気合を入れて体を起こし、座った状態で息を整えて少し休憩しないといけない程だった。

体を起こして座ること自体も至難の業なのに、1日に何度も数メートル先にあるトイレへ行かなければならない…

これは本当にしんどかった。

 

食事が喉を通らない。常に空腹の状態で、もう餓死寸前…

入院中は、朝昼晩と病院食が出されました。このようなエンジ色のプラスチックの容器に入れられて。
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こういうの見ると、いかにも 入院してますって感じ出てるよね。そしてこの食事が喉を通らなくて本当に心折れた

熱が出てるからなのか、解熱剤を飲んでるからなのか、それとも単純に病院食が不味いだけなのか…

 

とある日に出た食事。イカの姿煮かな…?中にはなぜか、ミックスベジタブルらしきものが詰められていた。

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美味しそうな見た目に高まらせていた期待もむなしく、一口食べた私の顔が一瞬にして曇る…

「何これ…うぅ…不味い(TT)」

そのまま静かにスプーンを置きました。

そして毎度このように期待を裏切られていいくうちに、ついには、このエンジ色の食器を見るたびに吐き気をもよおすように。

 

その中でもどうにか食べられるのは、白いご飯のみ

白いご飯も硬くて食べづらかったので、お湯をもらってふやかして食べていた。

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1日の中で食べられるのは、そのふやかして食べる白ご飯しかなく、私はどんどん痩せこけていきました…。

(退院時、結果的に体重は30キロ代に突入していた)

とにかく空腹で、美味しいものが食べた過ぎて…これはさすがに泣けてきて、

 

「もーーーーーーー!!!! 嫌っ!!!!」

 

と50回は叫んだと思う。一人、フィリピンの病院で…。私は何をやってんだ…

そして人って究極の状態になると、普段食べないようなものが食べたくなるんですね…その時一番食べたかったものがこの2つ、和幸のロースかつと、めんつゆで煮たうどん。

これらが食べれたらどんなに幸せか…お腹いっぱい美味しいものが食べたい…

私の頭の中にあったのは、この言葉ただ一つでした。

 

蕁麻疹で全身が真っ赤に…

熱も徐々に下がってきて、37度くらいに落ち着き始めたころ、私の足に変化が起き始めました。

 

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え、なんか赤いぶつぶつが出てるけど。

 

そして次の日の朝…自分の足を見て、思わず目を疑った。

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えー!なんかめっちゃ広範囲になってるけど!!!

というか、もう赤で埋め尽くされ過ぎて、元の足の色ってどんなんだっけ?っていう状態。

不幸中の幸いか、そこまでかゆくなかったからよかったものの…

「ホントにこれちゃんと戻るのかな…」ただそれだけが、怖かった。

 

そして、1週間後…

とこんな感じで、体は動かないわ、ご飯もろくに食べれないわ、シャワーも浴びれないわで、

地獄のような1週間を過ごし、ついに担当医から待ちに待った退院の連絡が…。

私の手から点滴が外された。「やっと終わったんだ…」と解放感でいっぱい…(T T)

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度重なる血圧計の圧により、あざだらけになった腕…

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高熱、倦怠感、食欲不振に見舞われ、治りかけの最後の最後で蕁麻疹…

「どこまで追い詰めるんだよ…」と少し関心するくらい、本当にしつこいデングウイルスでした。

 

 

回復してから起きた3つの変化

 

入院中は、途中生きることを諦めそうなくらい辛かったんですが、回復してみると辛かった分その反動で、

今までなんでもない普通のことが、ものすごく幸せと感じるようになりました。

 

回復後の変化① 水、食べ物が美味しすぎる!

まず水が甘い。普通に生活してて、「あ~水が甘い!」なんて感動しませんよね(笑)

でも、本当に甘くておいしいんです…(T T)

そして、ご飯が美味しすぎる!毎食、「ほんっと美味しい!!!」といって感動してるので、一緒に食べる人に「よかったね~(笑)」いつも笑われてました。

 

回復後の変化② 幸せは普段の生活にあったんだ!と感じられるようになった

今回デング熱にかかったことによって、体も動かない、ご飯も食べられないといった、いわゆる”普段当たり前と思っていること”が当たり前じゃない状態を体験したことによって、

体が健康で、食べたいものを食べて、行きたいところにちゃんと歩いていけるっていう今この状況って、本当に幸せなんだなって思いました。

”幸せって、普段当たり前に感じている生活そのものにあった” んですね…。

 

回復後の変化③ 「今のままの自分で十分満足」と感じられるようになった

実は少し前までは何をしても幸せを感じられなくて、毎日朝起きるたびに、”あぁ…今日も一日が始まっちゃった…”って、生きてることに全然喜びがありませんでした。

そして、ずっと”自分にとっての幸せって何なんだろう?” って考えてて…。

もっとこんな自分でいなきゃとか、もっと頑張らなきゃとか、自分が「足りない」と思う部分しか見えてなくて、しかもそれがすぐに手に入らないから、常に自分という存在に満足できていない。

でも今回デングから回復してから水やご飯がおいしく感じたり、ちゃんと行きたい場所に行けたり、ダイビングして海の神秘さに感動したり、星空のきれいさに感動したり…

そんな風に普段の生活で感じるちょっとした楽しみや感動を味わっているうちに、「案外自分ってこのままで幸せなんじゃないか」という気がしてきたんです。

今の自分はあれもできない、これもできない、「まだまだ足りない」と思うんじゃなくて、今の自分はこんなことができる、「もう十分足りてる」と思えて、なんか心が満たされる。

足りない部分に目を向けるんじゃなくて、足りてる部分、今自分が持っているものに目を向けられるようになった。

今目の前にあるものに、今の自分の存在に満足できるようになったと思います。

 

 

でもやっぱり病気はかからないほうがいい!

 

いかがでしたでしょうか。

旅はいろんな発見があったり、事件があったりと、エキサイトで楽しいものだけど、やっぱり病気にはかからないほうがいい。

あと、これやっといてよかった!と思ったのが、海外保険に入っていたこと

今回の入院費は、この海外保険によりキャッシュレスで受けることができました。もし入っていなければ、どれだけのお金がかかっていたことか…

たまに入らずに旅に出る人がいるみたいですが、「自分は大丈夫!」と思わず、ちゃんと保険に入っておいたほうがいい!(私も病気にかかるなんて思ってなかったので(笑))

楽しい旅が台無しにならないよう、あらゆる対策をこれでもか!というくらいとっておくことをお勧めします。

 

それでは、また次回。

 

※追記※

退院してから二か月後、薬の副作用のせいか、髪の毛が1日100本近く抜け、一時は見た目にもわかるほど髪が薄くなりました…。

やっぱり恐ろしい!!

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