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難しい中国語の発音を1ヵ月でサラッと習得できちゃう方法

この記事を書いた人
中国語学習サポーター 歩(AYUMI)。四大でゼロから中国語を学び、3年間の上海勤務を経て、現在は中国語ネット講師として活動。発音が得意で、出会ったネイティブ全員に中国人と間違えられるほど。趣味は海外一人旅。
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中国語を習い始めた人が最初にぶつかる壁。それが、「発音」。

中国語の発音は日本人にとって難しいと言われていて、学び始めた人の多くはここで挫折してしまいます。さらに、何年も中国語勉強してきました!と話せるオーラを醸し出している人でも、いざ会話してみると発音が間違っていて通じない…なんてこともよくあります。

そんなめちゃくちゃ厄介そうに思える「中国語の発音」ですが、あることをちゃんとすれば綺麗な発音を身に付けることは可能です!

その”あること”とは、発音の仕組みを頭で理解し、②何度もトレーニングして体で覚えることです。

今回は、中国語の発音が難しくてやってらんない!という悩めるあなたの為に、中国語の発音の仕組みと、トレーニング方法をご紹介したいと思います。

実は私自身も大学で中国語を専攻し、0から中国語の発音を身に付けた人間です。確かに私だけでなくクラスメートも発音には苦戦していました。ただ、私は人より音に繊細で、そこに発音への強い興味が加わり、「日本人がどうしたら中国人のように発音できるようになるか」ということをずっと研究していました。

外国語を話せることは本当に楽しいです。外国人と話せたら価値観の幅や自分の可能性が広がります。それを発音が難しいからやーめた!となってしまっては、その先に待っている楽しさに出会えません。

投げ出さずに克服し、是非とも外国語を話す楽しさを味わってほしいと思っています。

 

目次

1.【頭で理解しよう!】そもそも”発音する”とはどういうこと?

2.【頭で理解しよう!】中国語の発音ってどうなってるの?

3.【頭で理解しよう!】中国語の発音が日本人にとって難しい理由

4.【トレーニング方法】きれいな中国語の発音を手に入れるトレーニング法

 

1.【頭で理解しよう!】そもそも”発音する”とはどういうこと?

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「発音する」というのは、言い換えれば ”口で音を奏でる” ということです。

日本語には、”あ” から ”ん” までの50音ありますが、それらの50音を発し分けている3つの要素があります。

それは、「口の形」、「舌の位置」、「息の出し方」です。

例えば、私たちが ”ら” と発音するとき、「口の形」、「舌の位置」、「息の出し方」はどうなっているでしょうか。

「口の形」⇒ ”あ” のように縦横に大きく開く

「舌の位置」⇒ 舌先を上あごに付けた後、下あごへと下げる

「息の出し方」⇒ 舌先が上あごを離れた瞬間に、軽く息を出す

 

それでは、”り” はどうなっていますか?

「口の形」⇒ ”い” のように横に開く

「舌の位置」⇒ 舌先を上あごに付けた後、下あごへと下げる

「息の出し方」⇒ 舌先が上あごを離れた瞬間に、軽く息を出す

口の形以外は、”ら”と同じですね。

このように私たちは「口の形」、「舌の位置」、「息の出し方」を変化させるだけで、50音もの音を発し分けているんです。

 

2.【頭で理解しよう!】中国語の発音ってどうなってるの?

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中国語の発音は、日本語との違いを比較してみるとわかりやすいのですが、「子音+母音」、「イントネーション」という構成は同じで、子音、母音、イントネーションがそれぞれ異なるということだけです。

子音と母音

日本語の場合、母音(a,i,u,e,o)と、子音(k,s,t,n…)を組み合わせて、

「か」は、”k” と ”a”

「て」は、”t” と ”e”

という感じで、一つの文字が出来上がっています。

 

中国語も日本語と同じで、母音(a,o,e,u,ü,i)と子音(d,t,n,l…)を組み合わせて、

「上」は、”sh” と ”ang”

「海」は、”h” と ”ai”

で、一つの漢字が出来上がっています。

 

イントネーション

日本語にはイントネーションはないと思いますか?

実は日本語も、イントネーションによって、言葉の意味が変えてるんですよ。

例えば、「橋(ha shi)」と「箸(ha shi)」。

「橋(ha shi)」は、低い音程から高い音程へ。

「箸(ha shi)」は、高い音程から低い音程へ。

このように、音の高さを変えるだけで意味も変わります。

 

中国語の場合は、”声調” と呼ばれる、いわゆる中国語特有のイントネーションがあります。

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「一声」… 同じ音程を保つ 

「二声」… 低い音程から高い音程へ上げる

「三声」… 低い音程を保つ

「四声」… 高い音程から低い音程へ下げる

 

漢字一つに必ずどれかの声調がつけられていて、声調を変えることで漢字の意味を変えているのです。

”ma”+ 「一声」 = 「妈(mā)」 ⇒ お母さん

 

”ma”+ 「二声」 = 「麻(má)」 ⇒ しびれる

 

”ma”+ 「三声」 = 「马(mǎ)」 ⇒ 馬

 

”ma”+ 「四声」 = 「骂(mà)」 ⇒ ののしる

 

「え!?声調によって意味が変わっちゃうの!?」と思った方は感がいいです。声調を間違えただけで、意味が通じなくなってしまうからです。

言葉のイントネーションが変わるだけで意味が変わるなんて!そこにものすごい芸術と粋を感じるのは、果たして私だけでしょうか…

 

3.【頭で理解しよう!】中国語の発音が日本人にとって難しい理由

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こうやって仕組みだけ見てみると、難しそうには見えないかもしれませんが、なにがそんなに難しいと言われているのでしょうか?それは、

①日本語にはない中国語特有の母音と子音が難しい

②中国語特有のイントネーションを掴むのが難しい

といった2つの理由です。

結局、今まで出したことのない音を口から出すのは誰にとっても難しいのです。

 

① 日本語にはない中国語特有の母音、子音とは?

中国語特有の母音、子音というのはどういったものか?

母音で言えば、

“e” (日本語の ”え”に少し”お”が混ざった音)

 

“ü” (日本語の ”ゆ”っぽい音)

 

子音なら、

“sh” (日本語の ”し”よりも少しこもった音)

 

“r” (英語の ”r” のような音 )

 

初めて聞いた人の反応はいつも「え!?何その音!?」という感じです。一度聞いただけでは、口の中がどうなっているのかさえ想像できませんよね。

 

② 中国語特有のイントネーションが掴みづらい

我々日本人は、普段日本語を話す時イントネーションなんてものを意識しません。

なので、「もっと高く!」「もっと低く!」なんて言われても、自分が今発してるのは高いのか?それとも低いのか?はたまた、何をもって高いというのか?なんて混乱してしまい、音の高低に苦戦する方が多いのです。

先ほど上で紹介した「妈(mā)」「麻(má)」「马(mǎ)」「骂(mà)」を適当に並べてみたので、まず上で正解の音を聞いてから、どの音がそれぞれの言葉かを当ててみてください。これが分かった人はすぐに中国語をマスターできると思います。

 

※答えは最後に!

 

4.【トレーニング方法】きれいな中国語の発音を手に入れるトレーニング法

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これまで中国語の仕組みについて説明してきましたが、最後にきれいな発音を身に付けるためのトレーニング方法をご紹介します。

それは、以下3つのステップでトレーニングします。

STEP1.中国語特有の母音と子音の①口の形、②舌の位置、③息の出し方を理解する

STEP2.正しい発音と聞き比べ、自分の発音がその音と同じかどうかをチェックする

STEP3.ひたすら練習して体で覚える!

 

いかがでしょうか。難しそうですか?

中国人の口が、生まれつき特殊な形をしているというわけではないので、安心してください。ただ、「口の形」「舌の位置」「息の出し方」が違うだけです。その仕組みを理解して、その音が発せられるように練習すればいいんです。

例えば、”sh” の発音なら、

「口の形」⇒日本語の”い”

「舌の位置」⇒舌先を少し上に浮かせる

「息の出し方」⇒軽く出す

“r” なら、

「口の形」⇒日本語の”い”

「舌の位置」⇒舌先を上あごに付ける

「息の出し方」⇒空気が舌のサイドへ通るように軽く出す

 

中国語特有の母音と子音の①口の形、②舌の位置、③息の出し方を理解したい方はこちらのページで解説しています。

【中国語発音基礎】図と音声で解説!中国語の母音

【中国語発音基礎】図と音声で解説!中国語の子音

 

もし自分の発音が正しいのかわからない!発音をチェックしてほしい!という方は、発音トレーニングを用意していますので、興味のある方は利用してみてください。上記のことを一から丁寧にお教えします。

バナー発音トレーニング

それから声調も、慣れれば誰でも聞き分けられるようになります。音が高いのか低いのかというのは頭で考えてもわかりません。いっぱい聴いて、その音に慣れるしか方法はありません。

とにかく「真似」する。そして、「慣れ」です。

 

まとめ

 

いかがでしたか?「発音」は、中国語を習得するうえで一番重要な要素です。これができなければ、いくら語彙や文法を覚えても話せるようになりません。

しっかりきれいな発音を身に付けて、中国語ライフを楽しんでくださいね!

◆声調クイズの答え◆ ①…「麻(má)」、②…「骂(mà)」、③…「马(mǎ)」、④…「妈(mā)」

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