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理解不能!?中国人の仕事に対する特徴的な考え方4つ

 

私は上海で3年間、中国人と日本人の間に挟まれて仕事をしてきた。

そこで気づいたのは、仕事の仕方や考え方は、中国人と日本人でかなり異なっていたということ。その経験によって、私は中国人の仕事スタイルに感化され、今では考え方がすっかり変わってしまった。

今回は、当時の体験談と共に「日本人と中国人の仕事に対する価値観の違い」について話をしたいと思う。

 

01.会社に属する日本人、会社に能力を売る中国人

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日本人は、「会社に属する」という考えを持っている。ひとたびその会社に就職すれば、「〇〇会社の私」という訳だ。

その傾向が顕著である例として、知らない人同士で行う飲み会の自己紹介。日本人の典型的な自己紹介は「〇〇会社の▲▲です」と、必ず社名を名乗ること。

中国人はどうかというと、会社に属する私ではなく、自分を「一つの商品」として売る。要は、「私の能力をあなたの会社に貸しますよ」という考えだ。

そういった違いから、日系企業に勤める中国人と日本人社員では、しばしばこんなすれ違いが起こっている。

日本人は中国人に対し、「もっとうちの社員として仕事に責任を持ってやってくれよ…」と不満を漏らし、中国人は「私は頑張っている。何で会社のためにそんなことまでやらなきゃいけないんだ!」と主張する…。

それから、中国人は給料に対してすごく敏感だ。

日本人なら上司の評価を元に給料が上がるのを祈るが、中国人は「俺はここまでやったぞ!」とアピールする。

そして、自分が望む給料が手に入らなければ、もっと高い給料がもらえる会社へさっさと転職していく。それが入社して1年を満たなくとも、だ。だから、3年その会社で勤めれば長いほう。

長く同じところに勤めるのが美徳とされている日本とは対照的に、より良い環境を求めて動いていくのが中国人だ。

 

 

02.上下関係を重んじる日本人、フラットな関係でいたい中国人

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日本人は、いかに上司や周りに認められるかを気にしている。逆に中国人は、気に入らないことがあれば誰にでも意見を言う。

では中国人は何を気にしているかと言えば、上司が自分よりデキるやつか、それ以下か。ひとたび上司がデキない奴だと判断すれば、突然批判的になり指示を全く聞いてくれなくなる。

私も上海で部下を持っていた頃、知識が足りなかったために、ある中国人社員から馬鹿にされたことがあった。指示されたことはちゃんとやるが、明らかに態度が悪い。日本人なら上司に不満があっても感情を隠そうとするが、中国人は感情を顕著に出してくる。

そうなってしまった場合の方法はただ一つ。

相手を褒めまくり、感謝の言葉を言いまくり、指示ではなくお願いする。リーダーというプライドは捨て、相手が気持ちがいいように動いてもらうしかない。

 

 

03.仕事優先の日本人、プライベート優先の中国人

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日本人は、プライベートより仕事を優先しがちだ。クリスマスだろうがお正月だろうが、仕事が納期までに間に合わないようなら仕事を選ぶ。

しかし、中国人はプライベートを優先したがる傾向がある。彼らが仕事中に考えているのは、「いかに効率よく仕事をこなして定時で帰るか」だった。

だから、仕事のために終電を逃している日本人社員のことを「また終電に乗れなったの?気の毒に。」とも言っていた。

こんな考えの違いから、日本人と中国人の間でこんな問題が起きていた。

日本人からの「仕事が終わらないから残業してほしい」という要求に対し、中国人たちは「お前らの都合で遅れた仕事を我々の残業でカバーするのは嫌だ!」と残業を断固拒否したのだ。

日本人であれば「スケジュールに間に合わないなら仕方がない…」としぶしぶ残業するだろう。しかし、中国人は違う。自分たちは効率良くこなしているのに、他人の都合で自分たちが残業することは絶対に許せない。

 

それから、異文化に理解がある方だと自負する私でも、これだけは許ないと思った事件があった。

その日はクリスマスだった。

当時は毎日夜10時まで残業する日々が続いていて、その日も1時間でも惜しいくらい切羽詰まっている状況。それにも関わらず中国人リーダーが定時になって突然、「子供とクリスマスを過ごすから帰る!」と言って帰ってしまったのだ。

クリスマスだから帰るだとぉ!?チームをまとめるリーダーという立場が、何という無責任な行動…

それには私もさすがに「おうおう、こんな状況で帰るのか。帰れ帰れ!」とブチ切れた…。

その代わり、自分の仕事が終われば周りを気にせずに帰れる。その点は彼らと一緒に仕事をしていてすごく気が楽だ。

周りがどんな状況であろうが、自分の仕事が終わればさっさと帰る。自分は自分!他人は他人!と割り切るのが中国人だ。

 

 

04.形にこだわる日本人、結果にこだわる中国人

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仕事にルールがあり、そのやり方を逸れることを嫌うのが日本人だ。

毎日必ず報告書を出す!報告は口頭でなくメールで!成果物はこのフォーマットを使う!こんなの無駄じゃないかと思っていても、誰も何も言わない。だって、”ルール”だから。

逆に、結果が同じなら手段は問わないのは中国人。

いかに早く仕事を終わらせるかを考えているため、報告もLINEのようなショートメッセージか、電話一本で終了だ。誰が読むかもわからない報告書やメールなんか作ったりしない。

初めは私も中国人の仕事の適当さに苛立ちを覚えたこともあった。彼らが作る成果物はフォントも色も線もばらばら。見にくいし、人に見せられるものじゃない。

しかし、きれいなものを作ろうと形にこだわりすぎていつまで経っても帰れない日本人と、やり方は雑でも結果を出す中国人を見てきて、考え方はがらりと変わった。

重要でないところは緩め、大事なところをバッチリ決める。

中国人の仕事の仕方は、なかなかスマートだった。

 

“理解不能!?中国人の仕事に対する特徴的な考え方4つ” への2件のフィードバック

  1. 日本でもゆとり世代、氷河期世代はプライベート優先。というか中国人が特殊なのではなく欧米人だって同じであり、日本人が異常だ。
    俺は地方のIT企業に勤めていたが、残業が増えるのは仕事が遅い、能力がないと見なされる良い会社だった。
    日本でもいまだに残業が評価される古い会社が多いんですかね?

    1. 最近は多種多様な働き方が認められてきているので、
      「残業が美徳」のような考え方も薄れてるのではないでしょうか?
      今は日系企業に勤めてますが、中国式の働き方を貫くと「個人プレー」が多いと言われます。
      日本は”和”や”協調”を大事にするので、理解しあうのは難しそうですね。

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