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”与え合う文化”はもうウンザリ?中国人のリアルな生態

 

中国人の友達ができると、一度は必ず経験することがある。それは、相手のご好意で何かしらのプレゼントをもらうこと。

身近なことで言えば、自分が持ってたリンゴを突然「お前にやるよ」とくれたり、「買い物のついでにあなたにこれ買ってきたの!」とお菓子をくれたり、中国人はとにかく人に何かを与えるのが好きだ。

私も実際、上海で中国人の友人と暮らす中で、彼女たちから食べ物やアクセサリーなどいろんなものをもらった。

 

そんな与え好きな中国人の中でも、ただ人に何か与えるのが好きという人もいれば、相手にお願いしたいことがあるからまずは自分から相手に与えておくという人もいる。

そんな人たちを見てきた中で、これはちょっと厄介だなと感じたのは、「見返りを求める」ことだ。この人こんなことまでしてくれていい人だな~と思っていたら、「私はこれだけしてあげた。あなたもこれだけするのは当たり前でしょ?」と求められて気持ちがゲンナリしたこともある。

何かを与え合う関係はすごくいいことだが、実際にはそうやって見返りを求められて困っている人や、凄いものをもらっちゃってお返しに困っている人もいるのが現実だ。

今回は、そんな持ちつ持たれつの文化である中国人のリアルな話を紹介したいと思う。

 

FILE① 友人に数十万円のプレゼントを用意したいと言い出したルームメイトの葉子

 

上海にいた時は、3人の中国人の女の子たちとルームシェアをしていた。その一人であるルームメイトの葉子。

彼女はまさにお母さんか!と突っ込みたくなるぐらいの世話好き、与え好きの女の子だった。

毎晩寝る間際に「薏米红豆汤」という甘くないおしるこのようなスープを作って「あなたのために煮たから朝ごはんに食べてね!」と言ってくれたり、私が上海を離れるときには、スペインで買ったというピンク色のブレスレッドを突然私の腕にはめて、「これ、私のお気に入りのものだけど、あなたにあげるわ」と言ってくれたこともあった。

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それから、シャワールームを2人でシェアしていた時には、シャンプー、化粧水、トイレットペーパーといった日用品すらも「私のを使っても全然かまわないから!」と言ってくれるほどめちゃくちゃ太っ腹だった。

 

ある日、そんな彼女と部屋でお話ししていたときに、突然アルバイトがしたいと言ってきた。私が副業で中国語を教えていることを知って、自分も何かやりたいんだと。

なぜアルバイトがしたいのかと聞くと、どうやら友達にあげたいものがあるんだとか。

それはいくらなのかと聞くと、彼女はちょっと深刻そうな顔をしながら小声で言ってきた金額は、なんと5万元(約80万円)。彼女の月給は大体15000元らしいので、それは彼女の給料の約3倍だった。

私はすかさず、「5万元…何でそんな高いものを!?」と聞くと、以前その友達から翡翠のブレスレッドをもらったらしく、そのお返しをしたいんだとか。そのブレスレッドを見せてもらったが、とてつもなく高価そうなものだった。

値段は高いんだけど彼女にすごく似合うから、どうしてもお金を貯めてそれが欲しいんだと…

「プレゼントにしてはそれは高すぎないか?身の丈にあったものにしないと…」と彼女に言ってみたが、友達からもこんな翡翠のブレスレットもらっちゃってるしどうしよう?といった感じで、かなり困り果てている様子だった…。

 

 

FILE② 姉の自分本位な見返りに悩むルームメイトの孫ちゃん

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もう一人のルームメイトだった孫(ソン)。彼女もいろんなものをくれた中国人の一人。

彼女はフルーツが大好きで、普段からリンゴとかバナナとか分けてくれたり、9月は月餅というお菓子を食べる風習があるが、わざわざ有名なお店に1時間並んで買った月餅をプレゼントしてくれたこともあった。

 

あるとき、彼女が薄暗いリビングで一人テーブルに座っていて、どこか深刻そうな表情をしていた。「どうしたの?」と聞いてみると、彼女はいきなりこう聞いてきた。

「ねぇ、もしあなたが誰かに何かをあげるとき、見返りって求める?」

どうやら、彼女の姉の見返りがあまりにも凄くて喧嘩してしまったらしい。

彼女の姉の言い分としては、「私はあなたが欲しそうなものを常に考えて、先回りしてプレゼントしている。だからあなたも私に同じようにするのが普通だ」と。

そんな姉に対して孫は「なんで先回りして相手の欲しいものを考えなきゃいけないの!?」「私はただあげたいからあげてるだけなのに。こんな風に見返りを求めるなんてありない!」と少しあきれているようだった…。

 

 

【まとめ】与え合う文化に少々お疲れ気味の中国人

 

このように常に周りの友人に気を配り、与え合うことが大好きな中国人。

一見、あげる方ももらう方も幸せになれそうな文化だが、時にはお返しに困ったり、見返りを求められて面倒臭かったりするようだ。

これ以外にも、結婚祝いや出産祝いと何かにつけて親戚や友人にプレゼントせねばならず、「私の給料のほとんどはこれに消えていきます…」と少々お疲れ気味な人もいた。

中国人に何かをもらってお返しするときは、是非相手に気を使わせないものにしておきたい。

 

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